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2008年4月26日 (土)

雨の日の音楽。

Amenohi

雨の日は、キライではありません。 春の雨や、夏の夕立なんかは、好き!といっても過言ではないほど。

春の雨音は、優しさに満ちています。 しとしとと優しい音をたてて包むように降る雨は、生まれたばかりの若葉たちに生きることを教える母のようです。

夏の夕立は、雨あがりのアスファルトの匂いや、潤った夕暮れにこだまする蛙の合唱や蝉時雨の響きが、なんともタマリマセン☆

外に働きに出ていると「晴耕雨読」などと悠長なコトも言ってられませんが、有り難いかな、今はそれができます。

私の好きな言葉のひとつである「晴耕雨読」とは、直訳は「晴れの日は畑を耕し(良く働き)、雨の日は読書する。」という意味ですが、「俗事に左右されることなくゆうゆうと暮す事。」という意味で使います。 私の価値観の根底は、どうやらその辺にあるようで、一生を晴耕雨読に暮せたら、(私にとっては)そんな素晴らしい人生はない!と思うくらいです。

話が少し逸れましたが、そんな「雨の日」に聴きたい音楽の話です。

私が雨の日に聞く音楽には、ひとつふたつの共通点があるようです。

まず一つ目は・・・

うるさくない事です。

音楽のジャンルは問いませんが、騒々しくない事、ゆったりとしたメロディーやリズムである事、それだけは必須項目です。(あと、贅沢を言うなら、アナログに越したことはありません。)

私的には、雨に一番似合う音楽は、ジャズのピアノ・トリオだと思っています。

ピアノ・トリオとは、基本はピアノ、ウッドベース、ドラムスの三重奏のコトですが、そこに「雨音」が加わると四重奏になって、ジャズの醍醐味である「一期一会の演奏」が楽しめるってワケなのです

( “雨音と、ピアノトリオ。 ”という詩を書いたこともあるくらいです。笑。よろしければ、ご一読あれ。 )

上の写真に載っているLP(右方の2枚)は、Oscar Peterson(オスカー・ピーターソン)と、Dave Brubeck(デイヴ・ブルーベック)のもので、どちらも私の好きなジャズ・ピアニストです。(※試聴はコチラ→①Oscar PetersonmusicDave Brubeckmusic)

Kiss_of_spain_3その日の雨の降り方にもよりますが、私が一番(雨の日に)よく聞くピアノ・トリオのアルバムは、以前にも語ったことのある、Duke Jordan(デューク・ジョーダン) の “キス・オブ・スペイン”です。 以前の記事はこちら。)

★YouTubeで“No Problem”のLive映像が試聴できます。是非music

そして、もうひとつ別の共通点。

Yosui_3

安直ですが、「雨」にちなんだタイトルや、ジャケットのアルバム、もしくは、雨にちなんだ曲の入っているアルバムを、よく聴きます。

例えば、井上陽水のデビュー・アルバム“断絶”。「傘がない」という泣く子も黙る(?)名曲が入ってます。 何故か無性に「傘がない」が聴きたくなる時があり、聴こうとするのですが・・・。このLPは父から譲り受けたもので、どうやら父も「傘がない」ばっかり聴いていたみたいで(笑)、この曲だけ音飛びが激しく、マトモに聴けたことがありません。

Charbourg

こちらは、名画「シェルブールの雨傘」のサントラ。映画の方は未だに見た事がないのですが、ミュージカル映画なんですかね? 吉祥寺を俳諧していた頃に、ジャケットに一目惚れして買ったモノなのですが・・・。ミュージカルはあんまり得意ではないので、実は滅多に聴きません(笑)

Sueジャズボーカリスト、スー・レイニーの「雨の日のジャズ」。雨にちなんだ名曲ばかりをカバーしたアルバムで、「雨」だけど、比較的陽気な曲が多いです。雨で憂鬱な気分を、晴れやかにしたい時にいいかもしれません。

それから、Nara_2私の大好きなボサノヴァ歌手、ナラ・レオンの「美しきボサ・ノヴァのミューズ」。

ジャケットも大好きだし、アンニュイな曲調のモノが多く、雨音の邪魔をしないので、心静かに過ごしたいひと時にもってこいな、かなりおすすめアルバムです。

Janis_ian_3

そして大トリは、ジャニス・イアンの“アフタートーンズ~愛の余韻”。(写真はLPの裏面です。)

吉井和哉さんに「僕が友達になってあげるよ!」と言わせたり、椎名林檎さん「ジャニス・イアンを自らと思い込んでた~」と歌わせたりするほどの彼女の魅力とは・・・?

なんだかとっても、寂しげなんです。声が?メロディーが?歌詞が・・・?とにかく、彼女の音楽を聴いていると、心地よくて、自分と似たものを感じてしまいます。(身の程知らずな無礼発言ですが・・・)

名曲「LOVE IS BLIND(恋は盲目)」なんかは、ピアノのイントロが始まったでけで泣いてしまいそうになります。ほんと雨の日にぴったり。(YouTubeで試聴できますmusic)

そんなこんなで、雨の日を思う存分愉しむための音楽について、長々と語ってしまいました。最後まで読んでくれたアナタが大好きheart04

ではまたね♪        (Fin)

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コメント

>RCさま☆

なつかしの記事にコメントありがとう!
「ピリオドの雨」いいよねぇcatface私も大好きですheart04
・・・どこからピリオドが出てきたのかは謎ですが・・・「ピリオド」ってコトバ、なんか好き。

ちなみに、私がイエローモンキーの“雨”の曲で一番好きなのは「THIS IS FOR YOU」ですheart01

「雨」といったら、どんより・・・じめじめ・・・うっとおしい・・・なんてコトバを連想する人が多いみたいだけど、
私は「雨」で(空も心も)キレイに洗われてゆく感じが大好きで・・・
「THIS IS FOR YOU」のサビの部分(in the rainy da~y♪のとこらへん)が、まさにそんな響き!

投稿: 夕湖 | 2009年9月15日 (火) 13時25分

私の好きな雨ソングを、こないだ考えていたんですが・・

♪ピリオドの雨♪でした。

「ピリオド」ってどっから出てきたんだろう?って、つくづく思います。

雨粒もピリオドみたいだし、曲中の男女の終わりも・・なんだか刹那いです。

投稿: RC | 2009年9月15日 (火) 11時14分

>かみかみ さま★
お褒めのコトバ、ありがとうcatface
人でも、モノでも、そうなんだけど、
中身って、自然と外見に滲みでてると思うんだ。
そのにじみ出てる内側を、ジャケットから感じ取って、選んでるんだscissors
ジャズの中にも色んな時代や色んなジャンルのモノがあって、私のよく聴くのは、その中のほんの一部にすぎないんだけどねsweat01
またお家に遊びに来た時、選んでねnotes

投稿: 夕湖 | 2008年5月 1日 (木) 15時59分

ジャズって好きだなって思ってたジャンルでした。
でも、どれがいいのか全く選べない。
またいろいろ聴かせてね。
夕湖のジャケ買いで、曲までいいっていうのを見つける才能は凄いわっ。wink

投稿: かみかみ | 2008年5月 1日 (木) 07時18分

>かみかみ さま☆
贅沢・・・そういわれてみれば、贅沢なのかもcatface
お金がなくても出来る贅沢こそ、真の贅沢かもしれません(笑)

季節や今日の天気に合わせて“きるモノ”を選ぶように、
“きくモノ”を選ぶのも愉しいものです。
たまには“雨の音だけを楽しむ”っていうのもいいし、
(今は忙しくないけどsweat02)どんなに忙しくても、
そういうココロノユトリを忘れたくないよねconfident

昔は“歌モノ”しか聴かなかったけれど、最近はジャズな日が多いです。全然詳しくないんだけど、ジャズはいいよぉ~shine

投稿: 夕湖 | 2008年4月28日 (月) 15時11分

視聴してみました。
夕湖って贅沢な毎日送ってるんだねheart04
いつも聴いてるものとは、また違って、音楽ってこんなに贅沢なものだったんだなんて思いました。
私も夕湖のまねごとからこの世界に飛び込もうかなconfident

投稿: かみかみ | 2008年4月27日 (日) 18時03分

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